ほおずき


お盆が近付くと
亡くなったご先祖様を迎えるため
盆棚を飾る

そこの上部の横に渡した梁に
提灯に見立てて
ほおずきを1本くくりつける


「鬼灯」「鬼燈」「酸漿」


3つ目は絶対読めない


英語では
Chinese lantern plantとも
言うらしいけど

ランタンなら
私は
南アフリカ原産
の方(塔の上のラプンツェル)が好き


幼少のころ母が
ほおずきは口で鳴らすことが
できるんだよと
目の前でやって見せてくれた


周りの
袋状のガクを裂いて
ピカピカオレンジ色に光る
実を取り出し
優しく揉みほぐし
つまようじで
その実のついてた柄の元から
内部を丁寧にほじり出す


そのとき穴が裂けてしまうと
音が鳴らないから慎重に


そばでわくわくしながら
待ってると
完成したそれを水洗いし
静かに息を吹き込みふくらませ
口にくわえて

  さあ演奏会のはじまり、、、



きっと笹笛のような
優しい音色なんだろうな






「ぶっ、ぶっぶっ。ぶぶぶ~~。」



ん?


下から漏れた音?




一所懸命
披露する母に
    何も言えなかった少年。。。


。。。今こうして花屋をしています


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